男のイクジな日々

旅を始めて今日が１０日目。
どうして旅が始まると時間が過ぎるのが早いのだろうか、いつも不思議に思う。

昨日大移動をしたので、今日は１５０ｋｍ程度の軽い移動に留めた。
午後１時過ぎにウィクリフウェル・キャラバンパークに到着した。ここは町というほどの規模ではなく、ただこのキャラバンパークが荒野の中にぽつんと佇んでいるだけである。

まだ他の客は誰もおらず一番乗りだった。
やはり早いチェックインは気持ちがいい。好きな場所に陣取ることができるし、落ち着いた気持ちで滞在できる。

今日の収穫は星。これまでも毎晩素晴らしい星空を見つめてきたが、今日の星空が一番よく見えた。
９年前にエアーズロックで見た星空に匹敵するほどだった。天の川の中の暗黒星雲もばっちり見えたし、流れ星も２つ見た。
流れ星を見たのも９年ぶりかもしれない。これほどきれいな星空だと流れ星を見るためには星空を凝視する必要はなく、ぼんやりと眺めているだけで運さえよければ糸を引くような流れ星が見える。時間にして２秒くらいな流れているのではないだろうか。
ただ、そんなに頻繁に流れるわけではなく、３０分ほどの間で私は２個、妻は３個の成果だった。
息子はなかなか星空をじっと見ていられずに結局駄目。まだ生涯で流れ星経験無しである。

流れ星が現れるとどうして願い事を唱えるのを忘れてしまうのだろうか。あっと思う間に星は流れてしまう。
しかし、今日は２個目の流れ星にぎりぎりセーフで願い事を唱えられた。ひょっとして生涯初かもしれない。

内容は秘密である。