温泉2011/04/01 22:02

小淵沢町(北杜市の北部)は寒冷地である。
冬の朝方はマイナス10度近くまで冷え込むことがあるという。

寒さはつらいが、つらいことばかりではない。
このあたりは温泉に恵まれている。

北杜市は8つの町村が合併してできたのだが、合併以前の町村はそれぞれ公営の温泉を持っていたようで、町村が合併して全ての温泉が北杜市営の温泉となった。
だから市民は多くの温泉を市民料金(一般の3割引~5割引くらい)で利用することができる。

そうした市営温泉以外にもいくつかの温泉もあり、車で10分~30分で行ける温泉は10か所くらいはある。

これまでに行った温泉は以下のとおり。
・延命の湯(小淵沢町)
・パノラマの湯(大泉町)
・フォッサ・マグナの湯(白州町)
・健康ランド須玉(須玉町)
・たかねの湯(高根町)

5か所の温泉に延べ7回行ってしまった。
引っ越してきてから11日だからかなりのハイペースである。

家(アパート)のお風呂は小さいが、温泉に行って疲れをとろう!

ひかりがやってきた2011/04/02 22:08

自然の恵みと生活の便利さとはなかなか両立しないものだ。

しかし、インターネットと物流の発達のおかげで、地方の小さな町の暮らしがかなり便利になったのではないだろうか。
インターネットで買い物をすれば翌々日には品物が届いていしまう。
この便利さは都会とあまり違いはないように思う。

都会では「ひかり」が当たり前のインターネット。
ここ小淵沢も昨年秋に「ひかり」のエリアとなったのだが、3月22日の引越に際してNTTにBフレッツの移転を申し込むと、地震の影響でいつ工事ができるかはわかないという。呆然である。
引越後は何とかイーモバイルのレンタルでしのいでいたが、ようやく今日NTTが工事にやってきた。

久々にさくさくと繋がるインターネット。
地方の町の暮らしに速い通信は本当に有難いのである。

入学式2011/04/06 21:21

息子が小学校に入学した。

ついこの前まで赤ん坊だったような気もすれば、赤ん坊だったのは遠い過去のことのような気もする。

小学校入学に合わせて地方都市に転居しようと考えてはいたが、いろいろと悩んだ時期もあった。
最初に転居しようとした地区の小学校は全校生徒が80人足らずで、予想される新1年生は10人に満たなかった。
その小学校を見学したことがある。とてもアットホームでよい雰囲気ではあるが、やはり刺激が足りないような物足りなさも感じた。

以前に住んでいた地区(川崎市)の小学校は全校生徒が1000人もいていくらなんでも多すぎる。しかし、全校生徒が80人というのは少なすぎる。
私が子供の頃通った小学校(台東区立忍岡小学校)は、1学年が2クラスで約50名。全校生徒は300人程度だった。同じ学年であれば顔と名前が一致する。
こんな規模がほどよいような気がしていた。

別に規模だけで学校を決めたわけでもないが、息子が入学した小学校は1年生が2クラスで計48人、全校生徒は311人で、私の母校と非常によく似ている。

紆余曲折はあったが、今日は入学式。
立派な体育館に新1年生の父兄、2年生以上の生徒が待つ中、新1年生が入場してきた。
息子も緊張の面持ちで入場してきたが、ちょっと歩き方がおかしい。全然手を振らずに前のめりに歩いている。

あとで聞いてみたが、担任の先生に手を振らずに歩くように言われたとのこと。
そう、息子はお父さんやお母さんに手を振ってはいけないという指示を勘違いしたのである。
まだまだ素直な1年生である。

畑起こし2011/04/09 08:45

家(アパート)の周囲をよく散歩するのだが、晴れていると南アルプス、富士山、八ヶ岳がきれいに見える。

寒い小淵沢もここ数日はようやく春めいてきたせいか、田畑で作業をしている人たちが目につく。(田起こしというらしい。)
こうした光景を目にすると、田園地帯に引っ越してきた実感もわいてくる。

家の前に小さな畑があり、大家さんから自由に使ってよいと言われている。
雑草や枯れ草で荒廃した状態だったが、息子と二人三脚で開墾(?)することにした。
こういうのは畑起こしというのだろうか。

弁当の日2011/04/13 21:41

小学1年生になった息子は嬉々として学校に通っている。
最初のうちは少し疲れた表情で帰ってきたが、もう慣れたようである。
子供の順応力はすごいものがある。

今日は弁当の日だ。
震災の影響で食材の調達が難しく月に2~3回は弁当になるという。

今日の弁当当番は私。
息子に弁当を作るのは初めてである。

海苔などで人の顔を描いてみた。
帰宅した息子に聞いてみたが、気付かなかったとのこと。
ちょっと残念である。

樹齢2000年2011/04/18 21:48

日本はどこに行っても桜の木がある。

ここ北杜市にも桜の名所がいくつかある。
中でも有名なのが、神田大糸桜と神代桜。

神田大糸桜は私の住む小淵沢町にあり、自宅から車で5分ほどだ。
古木と聞いて一昨日息子と見に行ったところ、看板には樹齢400年と書いてある。
たしかに樹齢400年は古木であるが、驚くほどでもないような気もする。

それで昨日樹齢2000年の神代桜を見に行った。
車で20分ほどの白州町にあるのだが、日曜日だったために周囲は大混雑で、とても見れるような状況ではない。
地元人は日曜日などに行く必要はないと悟り、今日(月曜日)のんびりと見に行った。

神代桜はWikipediaに以下のような説明がある。
「日本五大桜または三大巨桜の1つであり1922年(大正11年)10月12日には国の天然記念物に、平成2年6月に新日本名木百選に指定された。日本武尊が東征の際、この桜を植えたといわれる。また、鎌倉時代、日蓮がこの木の衰えているのを見て、祈ったところ蘇ったという伝説がある。」

たしかに巨木で古めかしいが、立っているのがやっとというか、もう自分では立っていられないようで、多くの支え木に助けられている。
花がきれいというより、もう生きているだけで立派なもんである。

教育ファーム2011/04/23 22:47

私が住む北杜市(ほくとし)には「食と農の杜づくり課」という部署がある。
HPには以下の記載がある。

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食と農の杜づくり課は、平成20年度より「次世代を担うこども
たちのために」をコンセプトとした「”食と農”健康な杜づくりプロ
ジェクト」の推進、運営を目的として新しく設置されました。人は
生まれ育った土地や環境と密接な関係にあると考え、その土
地からとれたものを食べることが最も体によいとされている「身
土不二」を重んじ、長期的な食育・地産地消推進から農業の健
康、市民の健康、心の健康、さらに北杜市全体(環境・水など)
の健康へとつなげ北杜市の将来像 「人と自然と文化が躍動す
る環境創造都市」 に向けた事業計画を考えております。
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まあ難しいことはともかくも、この活動の一環で教育ファームといっていろいろと農業のことを教えてくれる。
今日は子供向け10回コースの第1回目で、じゃがいもの植え付けである。
あいにくの天候だったが、たまたま一緒になった小学校の同じクラスのMちゃんに手をつないでもらい、シャイな息子もうれしそうだった。

(私も来月から大人向け野菜作りコースに参加する。)

朝のスピーチ2011/04/26 22:50

今日は小学校の家庭訪問で担任のN先生が我が家にやってきた。

N先生が「今日はナオミチくん、スピーチでお父さんの話がよくできたね。」と言っていたのがちょっと気になった。

先生が帰った後、息子に聞いてみた。
今日は息子が日直で、日直は皆の前でスピーチをすることになっているという。
それで息子は私についてスピーチをしたわけだ。

息子にそのスピーチを再現させたところ、以下のとおり。
「朝のスピーチ、お父さんのことを話します。お父さんは畑を耕しています。終わります。」

かなり短いスピーチである。
最近の私は息子と一緒によく畑を耕しているのだが、これでは農家と間違われてしまいそうである。