初めての釣り2009/05/02 22:04

今回の北海道旅行のルートは、上野→室蘭→洞爺湖→札幌→帯広 というもので、帯広では4年連続でお気に入りの宿(B&B丘)に滞在
することになっている。

北海道は何事にもスケールが大きく、車を走らせているだけでも気持ちがいい。現地では公園やら動物園やらに行くばかりで、あまり観光っぽいことはしない。幼児連れの旅行などきっとどの家庭でも同じようなものだろう。

そんな中でも旅行に変化を持たせるべく出発前から考えていたのが「釣り」。札幌近郊の釣堀をネットで調べておいたのだ。
息子はおもちゃで釣りをしたことはあるが、本当の釣り(釣堀は本当の釣り?)は初めてである。

行ったのは札幌市の南の方(清田区)にある釣堀。養鯉場がやっている鯉の釣堀だ。
息子には以前から釣りでもしたいねぇと言っていたので、息子もやる気満々である。しかし、釣りはそんなに簡単なものではないので、釣れても1時間にせいぜい2~3匹で、息子は10分もすると飽きてしまうというだろうと予想していた。

息子が手にした借り物の釣竿に餌(いわゆる「ねり餌」)をつけてやり、まあ釣れるわけもないだろうなあと思いつつ、餌を釣堀に放りこんだ。
すると間髪をいれずウキが水中に引っ張られ竿もぐいぐいと引っ張られている。「おい、ナオミチ!竿を引っ張れ」と叫ぶ私。どうせ逃げられた
のだろうと思い竿を握ってみると、なんとしっかりと魚がかかっているではないか。しかも引きがすごい。4歳児では無理なので代わりにぐいぐいと引っ張ると体長30cm超の赤い鯉が姿を見せた。網で鯉を捕らえると息子は大喜び。ものすごいビギナーズラックである。

入れ食いというほどではないが、1時間半で10匹近くは釣れただろうか。息子はというと、釣竿を持ってじっと待っているのはつまらないらしく、いつの間にか「あみがかり(網係)」という係を自ら考案し、魚がかかるまではふらふらと遊んでいた。

こんな釣りでもおおいに楽しかったらしく、翌々日にもう一度同じ釣堀に来たのであった。

初めてのトラクター2009/05/04 23:07

帯広は十勝地方の中心都市。今回は札幌から日高山脈の端っこの方を通って帯広に向かったわけだが、途中の日勝峠から十勝平野を見渡すことができる。うん、十勝ってめちゃくちゃ平らなのである。

帯広にくる理由の一つというか、理由そのものは、B&B丘への宿泊。子供が生まれる前に2度、子供が生まれてから3度行っているので、今回は6回目ということになる。
B&B丘のオーナーは廣瀬夫妻。会社員時代に赴任していたイギリスの田園地帯の雰囲気に似ていると、帯広郊外の田園の中に移住された。
興味のある方は是非一度宿泊するといい。1日1組限定のとても落ち着ける宿である。http://bboka.web.fc2.com/

そんなB&B丘でも息子の初体験が一つ。
廣瀬さんちの小型トラクターに乗せてもらって大喜びである。

そういえば私はトラクターに乗ったことはない。ああ、先を越された。(笑)

初めてのゴルフ2009/05/07 22:15

初めて尽くしの最後はゴルフだ。

息子の名前をゴルフにちなんでつけたほどのゴルフ好きの私。
(息子の名前は直遥「ナオミチ」:ボールを真っ直ぐに遠くまで飛ばせと願いを込めた。)
タイガー・ウッズは3歳からゴルフを始めたと聞くが、4歳の息子はおもちゃのゴルフクラブでプラスチックのボールを打つくらいで、ゴルフを始めたとは言い難い状況である。

そんな息子が今回の北海道旅行で正真正銘のゴルフを経験したのである。正真正銘のゴルフと書いたが、正確に言うと、正真正銘のパークゴルフである。

パークゴルフと聞いてわかる人は少ないと思う。十勝地方(幕別町)で生まれたお年寄り向きのゴルフで、北海道ではかなり普及しているようで、パークゴルフ場の看板を目にすることも珍しくない。
ゴルフというからには、ボールをクラブで打って穴に入れる遊びだ。平均的なホールの距離は40~50mくらいであろうか。ケンダマを一回り大きくしたくらいの大きさのボール(木より硬く、合成樹脂造りか?)をパターとウッドの合いの子のような奇妙な形状のクラブでカツーン、カツーンと打つのである。まあゲートボールとそんなには変わらない雰囲気ではある。
これならばお年寄りでもできるわけで、お年寄りの健康維持にはもってこいというわけなのかもしれない。

最後に泊まった宿の前の公園はパークゴルフ場になっていて、お年寄り達が楽しそうにラウンドしている。
それを見た我が息子、自分もやりたいと言い出した。
ゴルフ場とはいっても公園の一部で出入り自由の状態だし、たいして混んではいないので幼児が遊んでも大丈夫そうである。
ホテルのフロントでクラブとボールを貸してもらい、早速トライしてみたわけだ。

子供用のクラブは見た目よりも重く、普通の4歳児にはちょっとしんどいと思う。しかし、息子は体重20kgの力持ちなので、何とか振り回すことができ、嬉々として初ラウンドである。
空振りも多いがたまにうまく当ると20~30mくらいは飛ぶ。やはり穴に入れるというゲーム性が子供にとっては面白いのだろう。近所の公園でプラスチックボールを打つゴルフにはすぐに飽きてしまう息子がパークゴルフには1時間ほど興じていた。
息子は初めてゴルフをやったと大満足である。

素質には疑問符が付くが、パワーは合格であった。
家族で本当のゴルフができる日はいつのことであろうか。

これが成長ってもんなのかい2009/05/08 18:18

子供の成長のスピードにはいつも驚かされているが、今回は滝野すずらん公園で実感した。

この公園は国立の公園でとにかく広大で施設が充実している。その中に溶岩滑り台というヘルメット着用の過激な滑り台がある。
昨年もこの滑り台で遊んだのだが、昨年は怖がる息子を強引に私が突き落としたわけだ。
さて今年はというと、楽々と何の抵抗も無く滑っている。

実は息子がこの滑り台をどう克服するか楽しみにしていたのだが、全くの拍子抜けである。
今年の息子を見ていると滑り台自体も全然過激に感じられない。

うーん、1年で子供ってこんなにも成長するもんなのですねぇ。

男の本能2009/05/20 22:22

妻が保育園に息子を迎えに行ったとき、同じクラスの女の子が寄ってきて「ナオミチ君がいやなことをしたのよ」と告げ口(?)をしてきたそうな。

こんなことは初めてなので、妻が帰宅した私に報告してきたわけだ。
妻が息子に聞いてみたところ、仲良しの男の子と一緒になってその女の子が嫌がることをしたらしい。しかし、息子の答えが要領を得ないので真相不明とのこと。

私は聞いてみた。
私「おい、ナオミチ、○○ちゃんに何をしたんだい。」
息子はもじもじして答えようとしないがようやく口を開いた。
息子「隠れて覗いたんだ。」
私「かくれんぼをしていたのかい?」
息子「かくれんぼじゃない。」
私「いったい何を覗いたんだい?」
息子「むにゃむにゃ。。。。」
ということでよくわからない。
ただ、明日は○○ちゃんに謝ろうということになった。

次の日の朝、息子を保育園に送っていく途中でもう一度聞いてみた。
私「ナオミチ、教えってくれよ。いったい何を覗いたんだい?」
すると息子は正直に答えた。
息子「○○ちゃんのパンツを覗いたの。」
げげ、これはいわゆるスカートめくりのことのようなのだ。
4歳の息子がそんなものに既に興味を持っているのは驚きであった。
ためしに言ってみた。
私「ナオミチ、パンツが見たいのだったらお父さんのパンツを見せてやるから、○○ちゃんのパンツは覗いちゃ駄目だよ。」
息子「お父さんのパンツは見たくない。」

至極当然の答えである。
息子は女の子のパンツを見たいのである。
スカートめくりといえば思い出がある。
私が小学校2年か3年の頃だったと思うが、私が小学校でスカートめくりをしたところ、担任の女性教師が激怒して親に言いつけられてしまった。いつもは厳しい私の父親は「そんなことで目くじら立てるのはおかしい。」とあまり怒らなかったのだ。父親が意外な反応をしたからかいまだにそのときのことをよく覚えているのだ。

今回は保育士さんに怒られたわけでもなく、全然問題にもなっていないのだが、きちんと○○ちゃんには謝った方がいいとは思う。
それで息子にこう言った。「ナオミチ、○○ちゃんには謝ろうな。でもパンツを見たいのは当たり前だよな。お父さんも子供の頃は見たかったんだよ。」

息子も安心したような表情である。
男ってものは4歳でもう異性に興味を持つもののようだ。
母親と一緒に入る温泉の女風呂はきっと楽しくてたまらないのかもしれない。
今のうちに存分に楽しんでおくといい。(笑)