初恋その12010/08/04 23:28

仕事を終えて帰宅すると、妻から「ナオミチがRちゃんに好きだって言われたらしい。」と聞かされた。

Rちゃんは保育園でとても人気のある女の子で、ナオミチの仲良しのY君もM君も口を揃えてRちゃんが好きだと言っていた。

ナオミチもRちゃんを好きなのだが、恥ずかしがりやのナオミチが積極的にRちゃんと遊ぼうとすることはできず、「僕もRちゃんと遊んだことがあるよ。1回だけ。」などと以前寂しいことを言っていた。

そんなナオミチがRちゃんに好きだと言われたのは大事件である。

ナオミチの話は要領を得ないところも多いのだが、昼ごはんのとき一緒のテーブルだったRちゃんがナオミチに次のように言ったらしいのだ。
「あたしはナオミチ君が好き。何故かっていうとナオミチ君はしずかでやさしいから。」
「今度の土曜日の夕方にあたしの家の近くの公園で遊ぼう。」

俄かには信じられない話なのだが、ナオミチに何度聞いても、Rちゃんがそう言ったというのだ。
私はナオミチが勘違いしたのではないかとも思ったが、話が具体的だし、そういうことで嘘をつく息子でもないので、恐らく本当の話なのだろう。

私「Rちゃんに好きって言われて、ナオミチは何て答えたんだい?」
ナオミチ「むにゃむにゃ。。。恥ずかしかった。。。。」

シャイな息子は何も言えなかったらしい。
息子の良さをわかってくれる女性(まだ5歳の女の子だが)がいたわけで、親としては何やらほっとしたような気持ちである。

これが初恋ってもんなのかもしれない。

初恋その22010/08/05 22:29

帰宅するとナオミチが「Rちゃんにまた好きって言われた。」と言う。

ままごと遊びをしているときに言われたらしい。
うーん、2日続けて好きと言われるとは、Rちゃんは何と積極的な女の子なのだろうか。

ひょっとしたらRちゃんは軽い気持ちでいろいろな男の子に好きだよと言っているのかもしれないが、真相は全くわからない。

ナオミチは今日もご機嫌である。

夏休み2010/08/20 23:55

またタイに来た。

夏休みの計画を立て始めるのが遅かったので、ケアンズは安い航空チケットは売り切れていたために断念。
どこか穴場は無いかと考えたところ、反政府デモで混乱しているタイが頭に浮かんだ。
よし、今がチャンスとバンコク往復のチケットを確保した。

タイといえばホアヒン。日本人にはあまり馴染みのない町かもしれないが、私がこよなく愛す町である。
2年前に息子を始めて連れてきたのだが、そのときの息子は3歳。
http://www.ne.jp/asahi/white/field/tabi/0808huahin.htm

さて、そのときに比べてどのくらい成長したのか。
当時を思い出しながら旅を楽しもうと思う。

写真は滞在しているスワンナプーム空港近くのホテル。(クイーンズ・ガーデン・リゾート)
この宿は今回初めて泊まったが、空港からの送迎、朝食付きで3500円。1人当たりの料金ではなく、3人分の料金である。
部屋もそこそこ清潔だし、短期滞在には問題なしである。

明日はホアヒンに向かう予定である。

神風タクシー2010/08/21 23:09

バンコクからホアヒンに行くときはバスを使うのが一般的だ。
3時間くらいかかるがバス代は格安(せいぜい数百円)だが、バスターミナルに行くのが子連れには面倒なので、前回からはタクシーを利用している。
インターネットのおかげで事前に現地の会社を通じて手配しておくことができる。

ホテルに11時に迎えにきてくれる約束だが、11時になっても一向に来る気配がない。タイは何かにつけおおらか(言い換えると、いい加減)な社会なので、ちょっと不安になってきた。
10分たったところで手配をお願いした会社に電話して確認してもらったところ、ホテルに向かった車がエンジントラブルで別の車を向かわせたのでもうしばらく待ってほしいとのことだった。
そんなに都合がよくエンジントラブルなど起きるわけもないので、手配違いだったことが想像される。

まあ急ぐ旅でもないのでのんびりと待っていたら、15分ほどして車がやってきた。(タクシーとはいうが、普通の乗用車である。)

ようやく出発。
しかし、この運ちゃんはかなりの飛ばし屋だ。
軽く130kmを超え150kmくらい出してしまう。しかも車間距離をあまりとらず、車間5mなどということも珍しくない。
日本でも猛スピードを出しながら車線変更を駆使して車間を縫うように走る車がたまにいて、「何を考えているのだろうか。阿呆なやつだな。」
などと感じていたが、そんな車に自分が乗ってしまったわけである。

でもタイのタクシーの運ちゃんの運転を総じてこんなもんなので、かなり以前から免疫が出来ている。
こんな神風タクシーで2時間ほどで目的地に到着である。
今回はホアヒンに行く前に隣町のチャーム(ホアヒンの手前20kmくらい)に滞在予定である。

息子はというと昨夜の睡眠不測を補うべく、爆睡状態であった。

混んでる、混んでる2010/08/21 23:20

インターネットのおかげでホテルの予約が格段に便利になった。
私は以前から個人旅行派(旅行会社を通さない旅行が好きなのだ)だ。
インターネットの無い時代の海外のホテル予約の手段としては、日本のホテル予約代行会社(アップルホテルズとかJHCとか)のホテルリストから選ぶか、ガイドブックに載っているホテルに電話(FAX)するかだった。
それが今はホテル予約代行会社のホームページから世界中のホテルが簡単に予約できてしまう。空き部屋の有無も即時にわかるし、ホテル代行会社の料金を比較することも簡単だ。(会社間でかなり違うようだ。)

こうしたホテル予約事情は子育てのために旅を中断していた3年ほどでかなり進化、発展していた。

今回チャームで予約したホテルもこうして予約したものだが、とても安い。3人(大人2人、子供1人)朝食込みで1泊7000円!
空港近くの安宿と違って、チャームのホテルは一応マリオット(カントリーヤード・マリオット・ホアヒン・イン・チャームビーチ)なので、かなりお得だと思う。ホアヒンのヒルトンほどの高級感はないが、それなりの雰囲気だし、設備も十分に整っている。(ジム、子供の遊び場、スライダーのあるプール等)

しかし、到着してみてびっくり。とても混んでいるのだ。
駐車場には観光バスのような大型バスも泊まっており、ほぼ満杯状態。
プールのスライダーも行列状態である。(行列とはいってもせいぜい7~8人だが)
(翌朝の朝食用レストランもすごい混雑で、まるで日本のホテルのようだった。)

何故にこんなに混んでいるのであろうか、穴場狙いで来たつもりの私としては大誤算である。

一方、息子は混雑していようがいまいが、スラーダーのあるプールに大満足であった。

やっぱり空いてた2010/08/22 22:23

今日は日曜日。

朝のうちはプールもだいぶ混んでいたが、午後になって急に人が減ってしまった。
そう、昨日の混雑は、週末ゆえの現象だったようなのである。
雨季のチャームビーチ、しかも南の外れがそんなに混むわけもない。

息子は貸切状態のスライダーで大満足であった。

ゾンビ泳法2010/08/24 21:27

息子は昨年の7月からスポーツクラブ(ティップネス)のキッズ水泳スクールに通っている。
シャイな性格ゆえ当初は行くのを嫌がった時期もあったが、水泳(水遊び)自体は大好きなわけで、今日まで何とか続いている。
妻によると、まだ泳ぎを教わっているという段階ではないようだ。

そんな息子は今回の旅行では毎日プールでご機嫌な毎日である。
2年前のホアヒンでもやはり毎日プールだったが、浮き輪からは一切離れることはできず、本当に水遊び程度だったように記憶している。

それが今回はまがりなりにも泳ぐのである。
水泳スクールでは息継ぎくらいしか教わっていないのだが、自己流の犬かきでかなりの距離を泳いでしまう。
顔を水につけ半ば沈んだ状態で足をばたつかせて少し進んでは、急に顔を前方突き出して息を大きく吸う。そしてまた顔を水につけ足をばたつかせて前進する。この泳法(?)を最初に見たときは、息子は溺れているのではないかと勘違いしたくらいで、格好は非常に悪い。
幼児がこんな具合で泳いでいるので、プールの周囲の人たちの笑いを誘ってしまう。
いつ泳ぎが止まってもよさそうなヘンテコな泳ぎなのだが、渋とく泳ぎ続けるのだ。

今日の最後の泳ぎでは30mほどノンストップで泳いでしまった。
これには妻も私もびっくり。
元水泳部の妻も5歳でこれだけ泳ぐのはすごいと、絶賛した。
妻に言わせると、全然自分の足が届かないところなのに怖がらないところがすごいという。
たしかに自分の子供の頃を思い出しても、5歳ではまだ水に顔をつけるのが精一杯だったような気がする。
あっぱれな5歳児である。

息子が息継ぎのために水面に顔を出すときの苦悶の表情、そして溺れそうで溺れないそのしつこさは、まるでゾンビのようである。

私はこの泳法をゾンビ泳法と名づけたのである。

ロイヤルホアヒンゴルフコース2010/08/25 10:46

ホアヒンはタイのゴルフ天国と一部で言われているようだ。周辺にゴルフ場が9ヶ所もある。
2年前もそうだったが、今年もその9ヶ所のゴルフ場が提携して、8月と9月の2ヶ月間、ゴルフフェスティバルなるものを開催している。
http://www.thailandtravel.or.jp/news/view.php?&id=1277081227
想像するに、雨季の閑散期ゆえの客寄せ対策なのだろう。
内容は、グリーンフィーが全てのゴルフ場統一で800バーツ(約2400円)というものである。
私がプレーするロイヤルホアヒンは通常2000バーツなのでかなりお得である。

そういうわけで、ロイヤルホアヒンで2年ぶりにプレーした。ここはタイ最古のゴルフ場で1924年オープンである。

古いゴルフ場でおそらく近隣の新しいゴルフ場の人気に負けているのだろう。早朝プレーしているゴルファーはほとんどいない。
2年前は妻に気兼ねして毎日9ホールしかプレーしなかったが、今年は妻の許可(?)もおり、久々に18ホールプレーした。
しかし、これがけっこうしんどかった。9ホールだと6時過ぎにスタートして7時半頃にはホールアウトしてしまうので、ほとんど陽差しを受けることなく、涼しげにプレーできる。
ところが18ホールとなると、後半の9ホールは陽射しもあり体力的にもつらい。ロイヤルホアヒンにも乗用カートはあるが基本は歩きのプレーなのだ。
後半はばてばてでほとんどボールが真っ直ぐに飛ばなかった。(泣)

9時にはプレーを終え(18ホールを2時間半!)、ゴルフ場のレストランで朝食。
カオッパ(タイ風チャーハン)とシンハビア(タイの一番人気のローカルビール)は格別だった。

ロイヤルホアヒンゴルフコース(その2)2010/08/25 12:53

ゴルフから帰ってきた私を見て、息子が自分もゴルフをしたいという。
それでロイヤルホアヒンの練習場に行くことにした。
こんなこともあろうかと、息子のクラブ(アイアン)を1本持参していたのだ。

練習ボールは40球で30バーツ(約90円)。
こんな昼下がりに練習する物好きなど他にいるわけもなく、練習場には私と息子だけ。

息子は今年の初めから近くの練習場で月に2~3回ボールを打っている(遊んでいる)ので、練習場には慣れてはいる。

私がロイヤルホアヒンに初めて来てから20年くらいの歳月が流れた。
息子が楽しげにボールを打つのをのんびりと見つめる私が今ここにいる。
少々感慨深いものがある。

タイ米2010/08/26 23:10

かなり以前のこと(十数年前?)だが、日本の米が不作で、海外の米を緊急輸入したことがあった。
いろいろな国から輸入したが、そのときに一番の不人気だったのがタイ米だ。

タイ米はねっとりとした日本米とは違い、ぱさぱさとしている。だから日本のようにお茶碗に盛ってお箸で食するのには向いていない。チャーハンにしたり、おかずや汁物をご飯のうえにかけてスプーンで食べるのに適している。

そんな特性を無視して「タイ米はまずい」とか「タイではこんな米を食べているのか」とか「タイはやっぱり遅れいている」などという、いわばタイを見下したような感情が日本人にあったように思う。
たしかタイ米が抱き合わせで販売されていたが、タイ米はいらないと放棄してしまう日本人が続出したように記憶している。
当時からタイのファンであった私としては随分悔しい思いをしたものだ。
私としては安くて美味しいタイ米に大満足で、毎日タイ米を食べていた。

そう、タイ米はおかずをのせて食べるととても美味しい。
だから、レストランや屋台に行ったら、カオッパ(タイ風チャーハン)ではなく、白米(スティームド・ライス)を頼もう。

そうは言うもののこれまでの私もついついカオッパを頼んでしまうのだが、今回はおかずかけご飯に目覚めた。(妻も同様)
朝食も夕食も白米におかずをかけて大満足である。