ワイルドな人々(その2)(第58日目)2011/03/04 18:03

前日のブログで、ニュージーランド人のワイルドさについて以下のように書いた。

「そうした彼らの行動ぶりはやはり豊富な自然と表裏一体のものなのだと思う。
オークランドという大都会からでも車を30分か1時間も走らせればもう大自然である。彼らにとっては自然が身近というか日常なのではあるまいか。当然自然とたわむれる遊び(トレッキング、ボート、カヌー、釣り等々)をしたくなる。」

しかし、本当にそうなのだろうかと思い始めた。
ニュージーランド人を含めた欧米人のあのアウトドア志向にはもっと深い原因があるのではないだろうか。

アウトドアというと日本では屋外で活発に活動をするようなイメージだが、彼らのアウトドアは文字通り「屋外にいる」だけのようにも見える。
トレッキング、ボート、カヌー等で体を活発に動かす以前にともかくも屋外にいることが大好きのようなのだ。
その証拠に年を取って体をあまり動かせないとしても屋外で会話をしたり食事をしたりしている。
日本だって田舎にはいくらでも自然はあふれているが、そこに暮らす人々はここまでアウトドア(屋外)好きではないような気がする。

では、欧米人と日本人の違いはどこから生まれてくるのだろうか。

単純ではあるが民族性の違いなのではあるまいか。
具体的にいうと「狩猟民族」と「農耕民族」の違いである。
欧米人の遺伝子には太古の狩猟時代の記憶が刷り込まれていて、理屈抜きで屋外にいることが快感なのではなかろうか。
そう考えると欧米人のバーベキュー好きにも納得がいく。彼らはバーベキューをすることにより狩猟で得た獲物を炙り焼いたあの太古の記憶を呼び覚ましているのだ。(本当か?)

なんてどうでもよいことを考えて釣りをしていた。

たこ、たこ、あれれ(第58日目)2011/03/04 20:02

ラッセルは小さな町だが、この町の桟橋からパイヒアへのフェリーやいろいろな観光船(島巡りやイルカツアー)が発着する。

この桟橋で昨日今日と釣りをしたが、けっこう釣れる。
昨日は地元の兄ちゃんは50cmくらいの大物をゲットした。
私たちに「持っていくか?」と聞いてきたが、さすがにこれだけの大物をさばくのは無理なので断ったところ、あっさりとリリースしてしまった。
あまり魚を食べないのだろうか、日本人の感覚からすると非常にもったいない。

今日の釣りでは息子が意外な獲物をゲットした。
たこである。

さほどきれいな海には見えないのだが、いろいろな生き物が潜んでいるようである。