築110年の家(第59日目)2011/03/05 21:23

今日泊まっているのはキャンプ場ではない。
ウマウェラ(Umawera)という町(?)にある牧場(Farm)だ。いわゆるFファームステイ(Farmstay)である。

旅行の当初からファームステイをしたいと思っていた。
南島で車を走らせていたときにファームステイの看板を見つけて訪ねてみたが人がいなくて駄目だった。
田舎道でたまにファームステイの看板を見かけるが、なかなか飛び込みで宿泊というわけにはいかないようだ。
それで、ニュージーランド観光局のホームページをチェックしてよさそうなところにメールを送っていたが、あいにく空き無しの返事ばかりが返ってきた。
そして、ようやくOKの返事をもらったのが、ここ(Happy valley Farmstay)である。

ファームステイといってもいろいろなスタイルがあるようで、母屋の部屋を貸してくれるところ、コテージを貸してくれるところ、食事無し、朝食付き、二食付き等。
またファームステイを半ば商売にしているようなところ(観光牧場)もあって、牧場ツアーはいくら、家族と夕食を共にするといくらなどと料金表を載せているところもある。

ここはHPも簡単だし、あっさり予約が取れたのも不思議だったので、何かおかしなところ(幽霊屋敷?人食い屋敷?)があるのではないかとかすかな不安を感じていたが、到着すると同時に不安は解消した。
母屋はまだ築浅に見える立派な建物で、迎えてくれた女性(60歳前後?)も快活で感じがよい。そして私たちが泊まるコテージに案内してくれた。

コテージとはいうが、この牧場主(83歳)の祖父が住んでいた築110年の家とのことだ。
110年の歴史を感じさせる部分は随所にあるが、内部はきちんとリフォーム(果たして何度リフォームしたのだろうか?)されている。
冷蔵庫、電子レンジ、ガスオーブン、テレビ(衛星放送!)、DVDプレーヤー、バスタブ等設備も素晴らしく整っている。
部屋は、広いダイニングキッチン、広いリビング、そして寝室が3つである。

アンティークな家に泊まるわけで、アンティーク好きの妻も満足気である。