カリカリはよいところ(第56日目)2011/03/02 23:24

今日は移動日。

4泊したキャンプ場(カリカリ半島のWhatuwhiwhi Top10 Holiday Park)を離れ、南下して東海岸のラッセルという町にやってきた。(3泊の予定)

カリカリ半島を離れるかどうかはけっこう悩んだ。
とても居心地がよい素晴らしいキャンプ場でここにもうしばらく滞在したいという気持ちが強かったのだ。これほどに自然に恵まれ、かつ設備も整ったキャンプ場はなかなか無いのだ。
一方、せっかくノースランドに来てここだけに滞在するというのもまたもったいないという気持ちもあった。

結局は後者の思いに従い、カリカリ半島を離れることにした。
いつの日かもっとのんびりと過ごしたい場所である。

ああ、あれがあったら(第56日目)2011/03/02 23:28

ラッセルのキャンプ場(Russell Top10 Holiday Park)ではまた部屋に泊まることにした。
キッチン・シャワー・トイレが付き、寝室がリビングとは独立した居心地のよい部屋である。

最近はキャンプ場でも部屋ばかりに泊まり楽をしているのだが、いつも残念に感じることがある。
日本人とニュージーランド人の感覚の違いに起因することだと思うが、日本人としては非常にもったいないと感じるのだ。

それは何かというと、ドアや窓に網戸が付いていないのである。
キャンプ場はどこも自然にあふれた所にあるので当然ながら虫がいっぱいいる。(蝿、蚊等々)
昼間はさほどでもないが夜になると虫(特に蚊)がいっぱい出てきて、部屋の中に入ってくるのである。
つい数日前は夕方部屋の窓を開けて釣りに行ってしまったので、9時近くに帰ってきたら蚊が20匹くらい部屋の中に入り込んでいた。
当然ながら蚊は人を刺すので退治することになる。

そんなに安い部屋に泊まっているわけでもない。
一昨日のカリカリ半島のキャンプ場(Whatuwhiwhi Top10 Holiday Park)の部屋は Deluxe Spa Motel で寝室は2つあり、風呂も付いている。キッチンにオーブンもあれば、洗濯機・乾燥機も備わっている。海が一望できる眺望で「新婚旅行にどうぞ」などと宣伝している。
私がこれまでのいろいろな旅行で泊まった中でひょっとしたらNO.1の部屋なのだ。だが、しかし、どうしてだか、"網戸"が付いていないのである。
窓を開け放すと風が通ってとても気持ちがよいのだが、夜になると虫の襲撃を恐れ閉め切ることになる。
ああ、本当にもったいない。

この旅を通じ、ずっと残念に思っていたのは、この網戸問題である。

何故ニュージーランド人(そして多くの欧米人旅行者)はこれを不満に思わないのだろうかと不思議である。
虫(蚊)に刺されないのか、あるいは刺されてもかゆさを感じないのか。

キャンプ場のキャンプサイトでも、欧米人たちは夜になっても暗がりの中にテーブルを出し、会話を楽しみ、食事をし、酒を飲んでいる。
私たち日本人は虫(に刺されるの)を恐れ車の中に引っ込んでしまう。

なぜ欧米人は虫に強いのか、うーん、謎である。

スーパーマーケット(第56日目)2011/03/02 23:56

車上であれ部屋であれ、この旅ではほとんどキャンプ場で過ごしてきた。
キャンプ場での食事は当然自炊となる。
面倒くさくなると車で持ち帰り(Takeaway)のフィッシュ・アンド・チップス、ピザ、チャーハン等で済ませてしまうが、多くは自炊をしていた。

そのために食材を調達するわけで、頻繁にスーパーマーケットで買い物をすることになる。
私は以前から旅行をすると現地のスーパーマーケットの店内をぶらぶらと見て回るのが好きだった。何故かというと、スーパーマーケットには
現地の文化や生活感があふれているのでとても面白いのだ。
今回は現地のスーパーマーケットについて気が付いたことを書いてみよう。

よく見かけるスーパーマーケットは、カウントダウン、パックンセイブ、ニューワールド、ウールワース、フォースクエア。それぞれにそれなりの特色があるようだ。
パックンセイブ:価格破壊店 フォースクエア:小さな町に展開する小さなスーパー 等々

日本のスーパーマーケットとの違いを挙げてみよう。

(1)営業時間
けっこう早朝から開店している店が多い。朝7時から開店している店も珍しくはない。日本でも都会では24時間店もあるし早朝開店も多少ながらあるようだが、妻に言わせると日本はまだまだのようだ。

(2)量り売り
日本で量り売りというと肉くらいしか頭に浮かばないが、こちらの量り売りは充実している。
野菜はほとんどが量り売りしているので、ニンジン1ヶでもタマネギ1ヶでもOKだ。日本も1ヶ○○円で売ってはいるが、こちらはきちんとレジで目方を量って計算するので、少量だから割高ということはない。
野菜のほかにはお菓子の量り売りが楽しい。ナッツやプレッツェル、キャンディなどを好きな量だけ買うことができる。おかきのようなものもあったりする。パックンセイブのお菓子量り売りは充実していて、2~30種類のお菓子を揃えている。
量り売りは欧米(ヨーロッパ、アメリカ、カナダ等)では当たり前のようで、旅行者としては試しに少量買うことができて非常にありがたい。
日本のスーパーマーケットが量り売りをしないのは何故だろうか。店側が効率を優先しているのだろうか、それとも消費者側がせっかちで好まないのだろうか。

(3)品揃え
その土地でよく食される品目は当然ながら品揃えが豊富で多くのスペースを使っている。
目に付くのは、チーズ、ハム、パン、ワイン、ビール。そしてポテトチップである。
一方、魚売り場は肩身が狭い。ほんの数種類の魚の切り身しか置いていないスーパーマーケットが多い。(パックンセイブは比較的多くの魚を置いている。)
日本関連の品揃えも最近は増えているようだ。醤油等の調味料、カレー、ラーメン、豆腐等々。小さな町にもハウスバーモンドカレーが置いてあって意外に感じることがあった。しかし、誰が買うのかは謎である。
あと品揃えで感じるのは惣菜部門の品目が少ないこと。置いてあるのはチキンの丸焼き、サラダ(量り売り)程度でサンドイッチを置いてあるスーパーマーケットがたまにあるくらいだ。消費者が必要としないから置いていないのだとは思う。調理が簡単(肉を焼いてサラダをそえる程度)だからなのだろうか?それともニュージーランドの主婦(主夫)は調理が大好きなのだろうか?

スーパーマーケットは暇つぶしに最適な場所なのであった。