男のイクジな日々

泊まっているキャンプ場（Whatuwhiwhi Top10 Holiday Park）はビーチに面している。

近くに桟橋はないので岩場から釣りをしている人がちらほらといる。
昨日は波が荒く浜辺から投げ釣りをしたが、今日は非常に波が静かなので、岩場にあがって釣りをすることにした。

昨日は夜７時を過ぎたら急に魚信が出始めたので、今日は夕食後の７時から釣り始めた。（日没は８時頃なので８時半くらいまでは明るい。）
けっこう魚はいるようで息子が２匹、私が１匹、小物（２０ｃｍくらい）を釣り上げた。鯛に似た魚なので、これがSnapperかもしれない。

今度は妻にかなり強い引きがあった。今までにない強い引きだという。
魚影が見えたがたしかにでかい。３０～４０ｃｍくらいはありそうだ。
鯛のホイール焼きが脳裏に浮かんだ直後、魚は逃げてしまった。残念。

しだいに夕焼けで空が赤く染まってきた。
さっきまで近くの海で泳いでいた親子連れは帰ってしまい、浜辺にいるのは私たち３人だけだ。
ゆったりした気分で釣り糸をたらしていると、すぐ近くの水面に黒い影。
ごみか海草が漂っていると思ったが、その黒い影は菱形をしている。ちょっと変だと思ってよく見ると、エイのようである。

水族館やテレビでは見たことはあるが、まさかこんなところに出現するとは。岸から１０ｍも離れていない。
大きさ（体長）は５０ｃｍ～１ｍくらいであろうか、（どのくらいが普通のサイズかわからないが）巨大なエイであった。

慌ててカメラを取りに行ったが、戻ったときにはエイが姿を消していた。

あれはたしかにエイだった。
さすがに最果ての海。ワイルドな海である。

息子は旅が始まって間もなく持ってきた本を全て読んでしまった。（次回はペース配分を考えろ！）
そのため私や妻に遊んでくれ、遊んでくれと煩いことこのうえない。

トランプや将棋などのゲームなどをしていたが、それにも飽きると苦し紛れに替え歌を歌ったり、絵を描いたりしていた。
普通に絵を描いてもつまらないので、３人が共通して知っている人の似顔絵を描いたりもした。

当然保育園関係者だが、誰が描いたか、そして誰を描いたかは秘密である。