男のイクジな日々

キャンプ場（Waihi Top10 Holiday Park）から車で３０分ほどのところに釣りができる桟橋があると聞き、昼前に釣りに出かけた。

別に釣り好きというわけではない。日本で釣りをすることなどほとんどないし、糸の結び方だってよくわからない素人である。

ニュージーランドでの海釣りというと船やボートで沖に繰り出すのが定番のようだが、わざわざ船に乗ってまで釣りをしようという気にもならない。
それで旅行中はもっぱら桟橋を探して釣りをすることにしている。

桟橋で釣りをしている人もけっこういるが、彼ら（彼女ら：女性もけっこういる）の竿は長く太く、餌はでかい。
私たちは海で貝を採ってそれを餌にしているのだが、貝の餌では恥ずかしくなるくらい彼らの餌はでかい。（魚の切り身？）
彼らはかなり大物を狙っているようなのであるが、これまで彼らが大物をゲットしたのを見たことがない。
釣れないのが当たり前のように、のんびりと釣っている。

しかし、今日初めて大物をゲットするのを目撃した。
こちらでKingfishという魚だ。（日本では「ひらまさ」というらしい。）
こちらでは魚の種類毎にリリースしなければならない大きさが決められていて、多くの魚は２５ｃｍくらいなのだが、このKingfishは７５ｃｍである。

マオリ系の兄ちゃんが釣り上げたのだが、桟橋に貼られたスケールで測るとちょうど７５ｃｍ。
期せずして周りから拍手が起きた。