殺人者の湾(第31日目)2011/02/05 20:15

南島の北端はエイベル・タズマン国立公園になっている。

オーストラリアやニュージーランドを旅していると「タズマン」という地名をよく見かける。
タズマンはオランダの航海者で、1642年に西洋人として初めてニュージーランドを確認(発見)し、ある湾に錨を下ろした。しかし、翌朝マオリ人の襲撃に合い、乗組員4名を殺害され退散した。(結局タズマンはニュージーランドに上陸することはなく、ニュージーランドに初めて西洋人が上陸するのは127年後の1749年のことだった。上陸したのは、クックである。)

それでタズマンはその湾を「殺人者の湾」と名づけたのだが、その後この湾は「ゴールデンベイ」と名を変えて、現在はエイベル・タズマン国立公園でも人気のある地域となっている。

前置きが長くなったが、ネルソンから車で2時間くらいかけてゴールデン・ベイの一角にあるポハラのキャンプ場に来た。(Pohara Top10 Holiday Park)

潮干狩り(第31日目)2011/02/05 22:21

ポハラのビーチは素晴らしく広々とした砂浜になっているが、泳いでいる(というか水と戯れている)人はほとんどいない。

引き潮になると広大な干潟が出現する。(200~300mくらい潮が引いてしまう。)

ガイドブックを読むとゴールデンベイではアサリがざくざくと採れるという。
「よし、今日の夕飯はアサリ汁だ。」とスプーン片手に潮干狩りをすることになった。

しかし、成果は3人合わせてアサリ9個。
泥だらけになり、腰を痛くなった割には散々の結果だった。

息子は泥遊びができて満足げだった。

男のロマン(第31日目)2011/02/05 23:56

男ってものは何歳になっても、夕陽やら星空やら、そんなものが大好きである。
きっと遺伝子に刷り込まれているに違いない。

ここポハラの浜辺の夕陽は壮大なものだった。

太陽が沈んだ後に空や雲がオレンジ色に染まっていくのだが、大空に描かれた絵画のようであった。