初めての温泉大浴場2006/05/01 23:28

温泉は十勝川温泉。名前のとおり十勝川に臨み、日高山脈が遠望できる自然にあふれた温泉で私のお気に入りだ。 息子は3月に鴨川温泉で妻と一緒に大浴場で入浴をしているので、温泉大浴場は正確には2度目。でも私と一緒に大浴場に入ったのは初めてなのだ。 とにかくこれがたいへんだった。 脱衣所で服を脱がせて、さあ大浴場へ。大きな風呂にちょっとつからせてやれば喜ぶだろうくらいに思っていた。足を踏み入れると、大きな湯船と小さな湯船がある。まあこれだけでも立派な大浴場だが、入口の脇のほうに階段があり、階上に展望風呂と露天風呂があるらしいのだ。 ウチの息子は大の階段好き。自宅近辺を散歩していてもビルの階段を見つけると上がったり下りたりを始めてしまう。階段は急勾配でしかも長そうだ。 ちょっと嫌な予感。でもさりげなく息子を抱っこして湯船につからせてやる。うん、とても楽しそうに、周囲をきょろきょろと見回している。私は心の中で階段に気づくなよと祈っている。 しばらく湯につかりもういいだろうと息子を抱っこして脱衣所に向かった。しかしそのとき、息子は階段を指差し、奇声を発した。無視して2、3歩歩いたが暴れだしたので、私も観念。床に降ろしてやると、よちよちと階段に向かい、階段を上りだした。階段は勾配がきついし滑りやすいのでとても危なっかしい。 やむなく私が手を取ってやりゆっくりゆっくり一段一段上っていく。もちろん親子とも全裸。(風呂場だから当たり前だ。)言いようによっては微笑ましい光景かもしれない。何とか上階につき展望風呂に入る。まだ冠雪している日高山脈がなかなか美しい。景色を楽しむ時間もそこそこに息子は下りの階段に挑戦。また親子で一段一段下りていったわけだ。

ようやく階段遊びも終わり脱衣所へ。ほっとしたのも束の間。息子は全裸のまま外に出ようとするし、全然大人しくしてくれない。息子になんとか服を着せ、自分も大急ぎで服を着て外に出たときは汗びっしょり。 今度は階段の無い大浴場にしようとつくづく思った次第。w