雲を突き抜ける山(第16日目)2011/01/21 22:37

ニュージーランドの原住民はマオリ族。
マウントクックはマオリ語ではアオラキといい、雲を突き抜ける山という意味だそうだ。

昨日からマウントクック国立公園の手前20km地点にあるキャンプ場(Glentanner Park)に滞在している。

昨日はキャンプ場の中をぶらぶらしていたが、今日はマウントクック国立公園で2時間ばかり歩いてきた。
駐車場からキーアポイントという所までだったが、そこからは氷河越しにマウントクックの雄姿を眺めることができるとのこと。
しかし、今日は曇りがちでマウントクックは全然姿を現さなかった。
まあこんな日もあるわけで、明日に期待しよう。

意外だったのはとても人が少なかったこと。
有名な国立公園、しかも国内最高峰の山を見れるのだから随分と賑わっているだろうと予想したが、歩いている人はあまり見かけない。
目立つのは団体で来ている日本人観光客ばかりだった。

片道1時間ほどのほぼ平坦なコースだったが、往路の息子はすぐにお腹が空いたとか疲れたとか言って真面目に歩こうとしない。
だらしないなぁと思う反面、まだ6歳だからなぁと半分あきらめ気味。

しかし息子は復路は嬉々として歩いた。
何故かというと大きめの石に×印を書きながら歩いたのだ。
こうすれば誰かが迷っても×印の石を辿れば道がわかるよと嬉しそうである。(実際は迷うわけもない単純な道なので何の意味もない。)
どうやらアニメの「おサルのジョージ」でこんなシーンがあったらしい。

こうした遊びの要素が入ってくると息子は強い。
歩いてはかがみ、歩いてはかがみの連続で、普通に歩くよりずっと疲れるわけだが、疲れも見せずに200個以上の石に×印をつけたのだ。

もしマウントクック国立公園で×印の付いた石が点々と連なっていたら、それは私の息子が書いた×印である。

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