プチ親離れ2008/03/28 20:26

久しぶりに早めに会社を退社して、保育園に息子を迎えに行った。
公園で遊ぶには遅い時間なので、保育園に隣接している大型書店で遊ぶことにした。書店の子供本コーナーは子供を遊ばせるには最適の場所なのだ。いろいろな絵本があるのはもちろん、最近は音が出る本がいっぱい置いてある。童謡だけでなく電車の音や踏み切りの音など子供心をくすぐるものがいっぱいだ。パズルだってある。
だから、息子が1歳くらいの頃から遊び場として大いに利用している。

だが、息子に付き合っているときりがないので、息子が夢中で遊んでいる隙を見て、私はさっと売り場を移って何か面白い本はないかと店内をぶらぶらとすることにしている。
今日も息子は自分の好きな絵本を見つけ夢中になっているので、例によって私は息子に気づかれないようにして売り場を移って立ち読みだ。いつもならば1分もたたないうちに息子が探しにきて、一緒に遊ぼうとうるさいのだが、今日は5分たっても10分たってもやってこない。
さすがに心配になって子供の本の売り場に戻ってみると、相変わらず息子は絵本に夢中になっているままなのだ。
息子に声をかけてみた。
私「ナオミチはもう一人で遊んでいられるんだね。」
息子「うん、ナオミチはもうおにいちゃんだから。」
私「でも前は一人で遊べなかったよね。なんで前は一人で遊べなかったの?」
息子「前は怖かったの。」

やはり小さな子供にとって、ああいう賑やかな場所は一人でいるのは不安で怖いのだろう。
だが、息子はこの数ヶ月の間にその恐怖を克服したわけだ。

こうした息子の成長ぶりは嬉しい反面、ちょっと寂しい気もする。
オーストラリアについて書かれた本に「オーストラリアでは子供が親離れするのが早いので、親は子供が小さいうちは子供と一緒に過ごす時間をできるだけ長く取ろうとする。」と書いてあった。
ちょっと気が早いような気もするが、その気持ち、今の私にはわかるのである。