プタラクサ2010/08/27 18:36

ホアヒンは来るたびに大いに変わっている。
初めて来た頃(20年以上前)はひなび田舎町だったが、今やマック、サブウェイ、バーガーキングがあり、マーケットビレッジという巨大ショッピングセンターも誕生した。

以前泊まるとしたらヒルトン、ソフィテル、マリオットといったホテルしか頭に浮かばなかったが、今はこじんまりとしたプチホテル(ブティックホテルというらしい)が周辺にいっぱいある。高級な宿からエコノミーな宿までいろいろである。(興味のある方はホアヒンジャパンのHP http://www.huahinjapan.com/ja/ をご覧ください。)


2年前はヒルトンに4泊し、残りの4泊はBaan Laksasubha(バーン ラクサスブハ)というブティックホテルに泊まった。
ブティックホテルはプールが小さいなど短所もあるが、小規模ゆえの落ち着き感も捨てがたい。
それで今回もプタラクサというブティックホテルに泊まることにした。
http://putahracsa.com/PHHNEW/

このホテルはかなり高級なようで、通常価格は1泊30000円(1室の料金)。日本で30000円というとそんな高級に感じないかもしれないが、ここはタイ。タイで1泊30000円といったらこれはすごい。
エコノミーな旅をよしとする私なので普段はこうしたクラスのホテルには泊まらないのだが、現在キャンペーン中でかなりお得な料金設定もあったので、将来の参考にとプタラクサに泊まることにした。

部屋のタイプはいろいろある。最高級はプラーベートプール付きのヴィラだが、さすがにそこまではやり過ぎということで、泊まったのは、オーシャンサイドヴィラという海岸近くに位置するヴィラ。

さすがに料金が高いだけあり、室内は広く、テラスも広い。(合計床面積が80㎡)
設備も充実している。屋外ジャグジー、大画面薄型テレビ、DVDプレーヤー、IPOD用BOSEのスピーカー(400曲入りIPOD)、カプチーノメーカー等々。
町の中心部から少し離れている(徒歩10分程度)ので、ツクツク(オート三輪風タクシー)の無料サービスもある。

3泊したのだが、なかなか落ち着いて滞在することができた。
将来の参考にもなった。うん、うん。

タイマッサージ2010/08/27 22:34

タイマッサージというと変なマッサージと勘違いする人もいるが、これは由緒正しい古来からのマッサージで、タイ古式マッサージともいう。
私がタイを好む理由の一つがこのタイマッサージである。

日本にもマッサージはある。私も腰痛持ちなので、症状がかなり悪化するとマッサージを受けたりするが、あまり安いものではなく、毎日受けるというわけにもいかない。
しかし、タイではマッサージが安い。もちろんタイの物価からすると高いのだが、日本人にとっては安い。相場は1時間で200~300バーツ。2時間で300~500バーツ。(内容はだいたい同じだが、観光客向けの店は高い。)1バーツは約3円なので、これなら毎日受けられる。

タイマッサージの特徴は、足を徹底的に攻める。全体の時間の7割くらいは足にかけているのではないだろうか。疲れた体をマッサージおばさんに委ね、その痛いくらいの揉みほぐしがいつしか快感に変わり、夢の世界に誘われる。

2年前にホアヒンに来たときはまだ息子も3歳でいろいろと手がかかるので、1時間のマッサージしか受けなかったが、今回は久々に2時間でお願いした。
2時間だとさすがに余裕がある。1時間コースだと30分くらいたつと「ああもうあと半分しかない」と悲しい気持ちになるが、2時間コースだと「まだまだ1時間半もあるぞ」と余裕である。
やはりタイマッサージは2時間に限ると再認識した。

朝はゴルフ、昼はプール、夜はビール、そして締めがマッサージ。これぞ極楽である。(ささやかな極楽?)

ナイトマーケット2010/08/28 20:45

ホアヒン名物の一つがナイトマーケット。
町の一角に夕方の6時くらいからいろいろな屋台が並ぶ。

食べ物(焼き鳥、シーフード、ラーメン、焼きそば、お菓子等々)、Tシャツ、帽子、かばん、おもちゃ、DVD、土産物等かなりの店の数である。

客層はというと観光客も多いが、地元の人もけっこうきている(ように見える)。
今回の収穫は、美味しいレストランを発見したこと。レストランといっても、観光客向けのエアコンが効いたこぎれいな店ではない。入り口があるわけでもなく、屋台の後ろにテーブルを並べた食堂である。
けっこう人気店のようで、かなりのテーブルが客で埋まっている。

腹ペコでたまたまここに入ったのだが、2晩続けて通ってしまった。
これまではホアヒンにくると水上レストラン(海にせり出したレストランが何軒も並んでいる)によく行ったのだが、今回はこの食堂で十分満足してしまった。

水上レストランは料理が出てくるまでけっこう待たされるのに対し、こちらは屋台でおばさんがあっという間に作ってくれるのが嬉しい。
早い、安い、美味いの3拍子が揃っている。

成長2010/08/29 16:48

2年前の8月にもホアヒンに来たわけだが、この2年間で息子はおおいに成長した。
成長を実感する旅でもあった。

・泳ぎ
2年前は浮き輪でぷかぷかと浮いているくらいで、浅瀬で水遊びをしていることも多かったのだが、今回はまがりなりにも泳いでいた。
私がゾンビ泳法と名づけた、苦しげな自己流犬かきにより、足の立たないところでも30mくらい泳いでしまう。たいしたもんである。

・歩き
2年前は歩かせるのがたいへんで、ちょっと遠いレストランに行くにも苦労したが、今回はそんな心配はほとんどない。
息子は「ツクツク(オート三輪のタクシー)に乗りたい」とぶつぶつ言っているが、そんなのは無視して連れまわすことができる。

・遊び
2年前はホテルの中で何をして遊んでいたかというと、キッズルームで積み木やチャンバラごっこ、自室ではぬり絵、お絵かき、まあそんな具合だったように思う。
それが今回はキッズルームではコンピュータゲーム、自室ではトランプ、ダイヤモンドゲーム。遊びがだいぶレベルアップした。

・早朝の出発
2年前も今回も利用した航空会社はUA(ユナイテッド航空)。UAの復路便は早朝(6時台)の出発のため、朝は4時前に起きなければならない。
2年前は当然ながら私が目を覚まして息子を起こしたわけだが、今回は「飛行機に乗り遅れないように早く起きないと駄目だ」と寝る前から大人びた発言。
当日はというと息子は1時に目を覚まし、その後は寝坊が心配で全然眠れなかったようだ。責任感というと大げさだが、何でも親任せにしない姿勢は嬉しかった。

こんな具合で息子はおおいに成長していた。幼児期の2年間は子供がおおいに成長する驚くべき期間なのである。
だから今回の旅行は子連れで手がかかるのはもちろんであるが、ほんのちょっとだけ息子が旅のパートナーのようにも感じられたのだ。

ただ、本当に旅のパートナーといえるのは、一緒に早起きをしてゴルフ場でラウンドするときだと思う。
さあ、それはいつのことだろうか。

決意2010/08/30 10:45

今日で旅行も終わり。
日本に向かう機中でこの文章を書いている。

今回の旅行は毎日自分の将来のことを考えていた。
それゆえあまり熟睡できなかった日も多かったように思う。

私の好きな言葉がある。
「始めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くある。」
「決心する前に、完全に見通しをつけようとする者は、決心することはできない。」

あっという間の10年間、いやあっという間の20年間だった。
次の10年、20年だってあっという間だろう。
そのときの自分の年齢を考えると、まだ体力、気力があるうちに新しいことを始めたいと思う。