年頭に思うこと2009/01/01 23:52

息子が生まれてから5回目の新年を迎えた。
もう5回目かというのが正直な感想で、とにかく息子が生まれてからの時の過ぎ行くスピードには圧倒されてしまう。

この1年間の息子の成長はある意味これまでのどの1年よりも大きかったのではないだろうか。
表現するのが難しいが、親子の付き合い方が人間同士の付き合いになったのである。

1年前の息子はコミュニケーション能力がまだまだ拙く、人間と動物の中間くらいの感じだったが、今の息子は正真正銘の人間である。

日本語はもうマスターしたと言ってもよいくらいだ。人間がこんなに早く言語をマスターするとは私の予想を超えていた。
もちろん難しい言葉はわからないが、ヒヤリングはもう何の問題も無く、意味がわからなければ聞いてくる。ひらがなもカタカナも大体読めるのだ。
言葉がわかって面白さも倍増したのだろう、テレビもよく観るし、映画だって観る。
遊びの面でも1年前はただ一緒にブロックやパズルなどをやっていただけだが、今ではトランプで勝負をしているのだ。(神経衰弱は互角の実力である。)

こうした息子の成長ぶりを見て、私もついに決断した。
長年温め続けてきた構想(夢)を今年ついに実行に移すことにした。
馬鹿なことをするとか、もったいないとか言う人もいるかもしれないが、私は自分の気持ちに忠実に大真面目に決断したのである。
(決断の内容は今後のブログのお楽しみ)

今年は私の人生にとって大きな節目の年だ。
生活も大きく変わるが、明るく楽しく歩んでいきたいと思う。

イスラエルの哲学者のマルチン・ブーバーとかいう人は次のように言っている。
「始めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くある。」

息子がいつかこのブログを読んで、「おやじもよく決断したな。」と言ってくれるような気がする。

ゲゲゲの鬼太郎2009/01/04 22:25

年末に会社の保養所(軽井沢)に小旅行をしたので、今年の正月は自宅でのんびりすることにした。
あいにく体調を崩し2日の夜から1日半も寝込んでしまったので、連休最終日の1月4日は、せめての罪滅ぼしに息子を映画に連れて行くことにした。

息子は昨年初めて映画を観た(崖の下のポニョ)のでこれが2回目となる。ただ、ポニョは妻が連れて行ったので、私と一緒に観に行くのは初めてである。
ポケモンやディズニーなど子供向けのものはいくつかあったが、少しは私も楽しみたいということで、「ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂」を観に行くことにした。

Wikipediaによると、ゲゲゲの鬼太郎は少年マガジン連載でブレイクしたようだが、当時の私の愛読誌は少年サンデー。従って、私の記憶にあるゲゲゲの鬼太郎はモノクロのテレビアニメである。(1968年~)
30分の番組なのでそれほど複雑なストーリーではない。当然ながら最後には鬼太郎が勝つわけで、水戸黄門の子供版のような感覚で観ていたように思う。

今回の映画は75分もの大作なのでストーリーも複雑。鬼太郎も何度も何度もやられては復活する。そして登場する妖怪もキングギドラのような巨大な妖怪で、音響も凄まじく、ものすごい迫力である。私の面影にあるゲゲゲの鬼太郎を超越してしまっている。最後などまるで怪獣映画のような迫力であった。

映画を観ながら息子の様子をちらちらと観ていた。息子は少々怯えたような感じだが、真剣そのもので食い入るように画面を見つめていた。
映画終了後、息子の声をかけた。
私「おい、ナオミチ、映画は面白かったかい?」
息子「うん、すごく面白かったよ。ポニョよりすごかった。」
息子は大満足のようであった。

私としては、懐かしさはあったが、少々不満。
主題歌も現代風のポップな感じにアレンジされてしまっていたし。。。
昔のひなびた感じの鬼太郎は、やはり現代には受けないのだろうか。