初恋その12010/08/04 23:28

仕事を終えて帰宅すると、妻から「ナオミチがRちゃんに好きだって言われたらしい。」と聞かされた。

Rちゃんは保育園でとても人気のある女の子で、ナオミチの仲良しのY君もM君も口を揃えてRちゃんが好きだと言っていた。

ナオミチもRちゃんを好きなのだが、恥ずかしがりやのナオミチが積極的にRちゃんと遊ぼうとすることはできず、「僕もRちゃんと遊んだことがあるよ。1回だけ。」などと以前寂しいことを言っていた。

そんなナオミチがRちゃんに好きだと言われたのは大事件である。

ナオミチの話は要領を得ないところも多いのだが、昼ごはんのとき一緒のテーブルだったRちゃんがナオミチに次のように言ったらしいのだ。
「あたしはナオミチ君が好き。何故かっていうとナオミチ君はしずかでやさしいから。」
「今度の土曜日の夕方にあたしの家の近くの公園で遊ぼう。」

俄かには信じられない話なのだが、ナオミチに何度聞いても、Rちゃんがそう言ったというのだ。
私はナオミチが勘違いしたのではないかとも思ったが、話が具体的だし、そういうことで嘘をつく息子でもないので、恐らく本当の話なのだろう。

私「Rちゃんに好きって言われて、ナオミチは何て答えたんだい?」
ナオミチ「むにゃむにゃ。。。恥ずかしかった。。。。」

シャイな息子は何も言えなかったらしい。
息子の良さをわかってくれる女性(まだ5歳の女の子だが)がいたわけで、親としては何やらほっとしたような気持ちである。

これが初恋ってもんなのかもしれない。