男の勲章2010/05/05 23:19

自宅のとなり駅(宮崎台駅)のすぐそばに東急電鉄の「電車とバスの博物館」がある。
電車やバスの実物が置いてあったり、模擬運転ができたりと、子供にとってはとても楽しい遊び場である。
連休最後の日に息子と2人で遊びに行った。

息子は電車や飛行機の模擬運転(飛行)をしたのち、Nゲージ運転会で模型の電車を運転し大満足。
もう帰ろうと思ったところ、輪投げ大会があるという。私は気が進まないのだが、息子は参加するといって譲らない。
開始時刻の11時15分までまだ30分以上あるのだが、参加希望者の列に並ぶことになった。

息子は静かに待つことはできず、ふざけて私にまとわりついてくる。まあよくあることだ。
そうしているうちに息子がバランスを崩して近くの壁に頭をぶつけてしまったのだ。
こんなこともよくあることなのでぶつけた直後はあまり気にも留めなかったのだが、息子の痛がり方がいつもとは違う。おでこを両手で抑え、顔を歪めている。
私も心配になり、大丈夫かいと声をかけ、おでこの状態を見てびっくり。

おでこにすごいこぶができているのである。縦5cm、横3cm、そして高さは1cm。まるでゆで卵のような形である。そのこぶに赤黒い筋が縦に走っている。恐らく壁の角にめり込む様におでこをぶつけたのだろう。

長い人生でこんな大きなこぶを見たのは初めてで、いつも冷静な私も頭が混乱した。これは現実なのか、夢なのか、夢ならば早く醒めてほしい。一瞬にして現実に戻った。これはまぎれもない現実だ。救急車を呼んでもらうべきか迷ったが、息子が泣き叫んでいるわけでもないので(息子は痛みには強い!)、ともかくも家に帰って冷やすことにした。

タクシーを拾おうと建物の外に出たが、あいにくタクシーが通る気配はない。駅まで5分はかかる。息子を抱っこして歩き出したが、10秒で断念。(息子は23kgある!)
やむなく息子の手を引き、宮崎台駅前でタクシーに乗って帰宅した。

早速アイスノンで冷やしたが、まだまだすごい腫れである。息子はだいぶ落ち着いてきており、意外とけろっとしている。
携帯電話で呼び出した妻も帰ってきたので、夫婦で協議。
大丈夫だとは思うが、万一のことがあるので、病院に行くことにした。(たいへんな「子供の日」になってしまった。)

宮前区の小児休日診療センターに行ったところ、外科は扱っていないとのこと。やむなく市立病院の救急外来に飛び込み、1時間ほど待たされて、ようやく診てもらうことができた。(事故発生から3時間後)

この程度のことで救急にこないでくださいと言われるかと思っていたが、若い医師は愛想よく診察してくれて、念のためにCT(コンピュータ断層撮影)も撮ってくれて、結果として「まず心配はないでしょう」とのこと。

全て終わるともう夕方。親子3人でほっとして家路に着いたのであった。
家に帰ると息子のおでこの腫れもだいぶひいてきていたが、壁にぶつけた部分は赤紫色に一筋の腺になっている。なかなか迫力ある顔である。

うん、これぞ男の勲章だ。

金太郎の腹掛け2010/05/17 06:14

子供の日には金太郎の腹掛けをして写真を撮るのが我が家の恒例行事。

やけに小さく見える腹掛けに息子の成長を実感する。

こうして素直に撮影に応じてくれるのは何歳くらいまでなのだろうか。