ジグソーに夢中2010/01/16 22:50

パズルの話。

息子が1~2歳の頃に最初に買ってあげたパズルはたしか動物パズルだったと記憶している。

木製の大きなパネルがあり、動物(ライオン、象、犬、猫、うさぎ等)の形で窪んでいて、子供たちはピース(乗り物が2~3つのピースに分かれている)を当てはめて遊ぶのである。説明が下手だが何となくわかってもらえるだろうか。
そんなごくごく単純なパズルでも子供にはとても楽しいようで、すぐに乗り物パズルも買ってあげた。

その後、アンパンマンや特急電車の絵柄のもう少し難しいパズルを買った。パネルにはピースの形に線が引いてあって、子供はその形のピースを探して当てはめていくわけだ。ピース数はせいぜい30~40くらいである。

息子のお気に入りの遊びとなり、毎日のようにパズルで遊んでいた時期もある。だが、そうしたパズルで遊ばなくなってからだいぶ時間がたったように思う。もう簡単すぎるのだろう。

ある朝、息子が早く保育園に行きたいと言うので、その理由を聞いてみると、(ディズニーの)ミッキーのパズルで早く遊びたいと言うのだ。妻はそのパズルを知っており、いわゆるジグソーパズルで、うちにあるピースに比べてずっと小さいそうだ。

家でも遊べるようにと、息子と一緒に溝の口丸井のおもちゃ売り場にジグソーパズルを買いに行った。
意外と人気のあるおもちゃのようでジグソーパズルのコーナーがある。
いろいろなタイプがあり、ピース数は108、300、1000と増えていく。息子によると保育園にあるのは108ピースのタイプのようである。
息子の希望で「リサとガスパール」(犬の姉弟が主人公の絵本)のパズルを買った。

息子は家に帰るやいなや喜々としてパズルを組み立て始めた。ピースは私の想像以上に小さい。一つのピースの長さは3cmくらいであろうか。妻は息子と一緒に組み立て始めたが、私には無理。私は細かい作業が昔から苦手で、ジグソーパズルは私の能力を超えているのだ。

息子と妻は1時間ほどでパズルを完成させた。たいしたもんである。
息子も鼻高々である。

しかし、次の瞬間、私は絶句した。
何と息子は完成したパズルを壊し始めたのである。
そう、もう1回やりたいというわけだ。

ジグソーパズルが好きな人は「何故パズルを組み立てるのか」と聞かれて、きっとこう答えるのだろう。
そこにピースがあるから、と。